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今日9月1日は「防災の日」。この機会に持ち出し袋を見直そうと思った方に向けて、この記事を書くことにしました。
ところで、有明にある「東京臨海広域防災公園(そなエリア東京)」をご存じでしょうか。ふだんは無料で防災体験学習ができる公園ですが、ここには別の顔があります。首都直下地震のような激甚災害が起きたとき、有明の丘地区に「緊急災害現地対策本部」が設置され、埼玉・千葉・東京・神奈川の1都3県の広域防災の陣頭指揮がここから執られることになっているのです(出典:東京臨海広域防災公園)。つまり有明は、いざというときに国が首都圏の災害対応を動かす拠点。そんな場所が湾岸にあると知ると、「自分の家の備えは足りているだろうか」と少し背筋が伸びるのではないでしょうか。
実際、備えは追いついていないのが現状のようです。内閣府の「防災に関する世論調査(令和7年8月調査)」では、家族や身近な人と話し合っておくべき重要なこととして「非常持ち出し品について」を挙げた人が50.5%いる一方(出典:内閣府)、農林中央金庫の調査では「災害時に避難する際の防災グッズを準備している」人は40.2%にとどまります。意識はしていても、実際に玄関にリュックを置けている人は4割ほど、ということのようです。
とはいえ、いざ揃えようとすると、また別の壁にぶつかります。編集部でリサーチする中で見えてきたのは、こんな悩みでした。
- 中身を1つずつ買い集めるのが大変。何が必要かも正直よく分からない
- 「1人用」「2人用」と書かれているけれど、家族構成に対してどれを選べばいいのか迷う
- 安いセットと高いセットで、中身がどう違うのか比較しにくい
そこで今回は、中身が最初から詰められている「完成品の防災リュックセット」に絞り、楽天の売れ筋から8つを選んで比較しました。「必要なものを自分で揃えたい」という方は、防災グッズの選び方ガイドや、家に備蓄する自宅避難の備蓄グッズ8選のほうが向いています。この記事は「とにかく玄関に1つ置いておきたい」人向けです。
選ぶときに編集部が重視したのは、次の5点です。
- 中身の点数と質:防災士など専門家の監修があるか、実際に使えるものが入っているか
- 重さと背負いやすさ:女性や高齢の家族でも背負って避難できる重量か
- 人数(1人用・2人用)の選びやすさ:家族構成に合わせやすいラインナップか
- コスパ:価格に対して中身が充実しているか
- リュック自体の機能:防水性、キャリー(引いて運べる)対応など
結論:迷ったら「SHELTER プレミアム 1人用(防災セット)」。 まず1人分を玄関に置き、家族の人数に合わせて2人用・3人用を足していくのが失敗しにくい進め方です。
比較表(防災リュックセット8選)
| 順位 | 商品名 | 参考価格 | 人数 | 中身の点数目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | SHELTER プレミアム 1人用(防災セット) | 約14,980円 | 1人 | 多い | 防災士×災害備蓄管理士の監修、バランス型 |
| 2位 | HIH ハザードリュック 1人用(防災セット) | 約15,800円 | 1人 | 多い | 福島の被災企業が開発、レビュー件数最多クラス |
| 3位 | 地震対策30点避難セット(防災ダイレクト) | 約22,000円 | 1人 | 30点 | 定番の30点セット、入手しやすい |
| 4位 | Relieved Life 防災セット 1人用 47点(シュラフ付き) | 約17,800円 | 1人 | 47点 | 寝袋つき、防寒・女性への配慮 |
| 5位 | SHELTER プレミアム 2人用(防災セット) | 約21,380円 | 2人 | 多い | 1位の2人用版、監修つき |
| 6位 | サバイバル 防災セット 2人用 60点 | 約14,900円 | 2人 | 60点 | 2人用でこの価格、コスパ重視 |
| 7位 | ものすごい防災セット 2人用(一体型キャリーリュック) | 約31,280円 | 2人 | 多い | 引いて運べるキャリー型、中身の期限管理アプリつき |
| 8位 | HIH ハザードバッグ 1人用(IPX6完全防水) | 約7,480円 | 1人 | 少なめ | 最安クラス、バッグが完全防水。買い足し向き |
※価格・点数は2026年9月時点の目安です。最新の内容は各販売ページでご確認ください。
選び方のポイント(悩み別)
備蓄グッズと持ち出し袋は何が違う?
同じ「防災グッズ」でも、役割が2つに分かれます。持ち出し袋(1次の備え)は、揺れが収まって避難所へ向かうときに背負っていくもの。対して備蓄(2次の備え)は、自宅にとどまるときのために家へ置いておく水・食料・簡易トイレなどです。持ち出し袋は「重くて背負えない」と本末転倒なので、詰め込みすぎないのがコツ。家に置く分は、自宅避難の備蓄グッズ8選で別に揃えるのがおすすめです。
防災リュックの中身、一人暮らしなら最低限これだけは
完成品のセットを買うにしても、中身が自分に合っているかは見ておきたいところ。一人暮らしで最低限そろえたいのは、次のあたりです。
- 水(500ml×2〜3本)と、火を使わない非常食(3食分〜)
- 携帯トイレ(最低5回分。実は使用量が多いパーツです)
- モバイルバッテリーと、電池切れの心配がない手回し充電の防災ラジオ
- 携帯用ライト、笛(救助を呼ぶため)、常備薬・救急用品
- body wipe・歯みがきシートなどの衛生用品、簡易マスク
- 現金(小銭)、身分証のコピー、家族の連絡先メモ
市販セットの多くはこの骨格をカバーしています。足りない分だけ買い足す、という考え方で十分です。
1人用・2人用、家族構成に合わせた選び方
「2人用」は中身が2人分入っているぶん、リュックも大きく重くなります。夫婦・カップルなら、2人用を1つより、1人用を2つにしたほうが、いざというとき2人が別々に背負えて安心という考え方もあります。小さな子どもがいる家庭は「大人1人用+子ども用に軽いリュック」の組み合わせが動きやすいです。非常用持ち出し袋を2人用でまとめたい場合は、5位・6位のように監修つき・コスパ型から選ぶとハズレが少なめです。
コスパで選ぶなら(楽天の売れ筋から)
価格帯はおおむね3層に分かれます。〜1万円台前半はバッグや中身がシンプル(8位など。買い足し・サブ向き)、1万円台後半〜2万円台が中身・監修ともに充実した中心価格帯(1〜5位)、3万円前後はキャリー型や大容量など付加価値型(7位)。はじめの1つなら、中心価格帯から選んでおけば「安物買い」にはなりにくいです。
各商品の詳細
1位 SHELTER プレミアム 1人用(防災セット)|迷ったらこれ

防災士と災害備蓄管理士がダブルで監修していて、中身の一つひとつに「なぜ入っているか」の理由がはっきりしているのが安心材料です。水・非常食・携帯トイレ・ライト・救急用品といった基本を、過不足なくカバー。レビューも2,700件を超え、評価は4.5前後で安定しています。
- ◎ 専門家の監修つきで、中身の信頼性が高い
- ◎ 1人用として重すぎず、背負って移動できる重量
- △ 最安ではない(が、この価格帯では中身の充実度が頭ひとつ抜けている)
まず1つ玄関に置くなら、これを選んでおけば大きく外しません。
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2位 HIH ハザードリュック 1人用(防災セット)|被災した企業が作った実用重視

福島で実際に被災した企業が「あのとき何が要ったか」をもとに作ったセットです。レビュー件数は3,200件超と、このジャンルでは最多クラス。派手さはありませんが、当事者目線で中身が組まれている点が支持されているようです。
- ◎ 被災経験にもとづく実用重視の中身
- ◎ レビュー件数・評価とも高水準で、失敗報告が少ない
- △ デザインはシンプル寄り(実用重視の裏返し)
「使ったことのある人が選んだもの」を重視するなら、こちら。
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3位 地震対策30点避難セット(防災ダイレクト)|昔からある定番

「防災セットといえばこれ」と言われることも多い、30点入りの定番セットです。長く売られているぶん情報も多く、中身のイメージがつかみやすいのが利点。まわりと同じものを持っておきたい、という安心感を重視する人に向いています。
- ◎ 定番ゆえにレビュー・情報が豊富で選びやすい
- ◎ 30点という分かりやすい構成
- △ 価格は中心価格帯のなかではやや高め
定番の安心感で選ぶなら。
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4位 Relieved Life 防災セット 1人用 47点(シュラフ付き)|寝る・冷えるへの備え

47点と中身が多めで、なかでも寝袋(シュラフ)が入っているのが特徴です。避難所や車中泊で「横になれない」「夜に冷える」という悩みは意外と大きいもの。女性への配慮グッズも入っており、備えを一段厚くしたい人向けです。
- ◎ シュラフつきで、寝る・防寒までカバー
- ◎ 女性が使うことを想定した中身
- △ 点数が多いぶん、1人用としては重め。背負えるか事前に確認を
寝床と防寒まで一度に備えたいなら。
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5位 SHELTER プレミアム 2人用(防災セット)

1位と同じシリーズの2人用版です。監修つきの安心感はそのままに、水・非常食・携帯トイレが2人分。夫婦や親子で「1つにまとめたい」場合の第一候補になります。レビューも3,400件超と多く、評価は安定しています。ただし2人分ぶん重くなるので、いざというとき誰が背負うかは決めておきましょう。
2人分をまとめて備えるなら。
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6位 サバイバル 防災セット 2人用 60点

2人用で60点入り、それでいて価格は1万円台半ば。評価は4.6台と高く、「2人用をとにかくコスパよく」という条件なら有力です。個々のパーツのグレードは中心価格帯のセットより控えめなことがあるため、気になる項目(携帯トイレの回数、非常食の日数)は買い足しで補う前提だと満足度が高くなります。
2人用をコスパ重視で選ぶなら。
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7位 ものすごい防災セット 2人用(一体型キャリーリュック)

背負うだけでなく「引いて運べる」キャリー一体型のリュックが特徴です。荷物が重くなりがちな2人用や、腰・肩に不安がある人には現実的な選択肢。中身の使用期限をアプリで管理できる仕組みもあり、「買ったきり放置」を防ぎやすいのも今っぽいポイントです。価格は3万円前後と高めなので、機能に納得できるかで判断を。
重い荷物を背負いたくない人に。
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8位 HIH ハザードバッグ 1人用(IPX6完全防水)

7,000円台とこの中では最安クラス。中身は絞られていますが、バッグ自体がIPX6の完全防水で、水濡れに強いのが売りです。「まず1つ安く」「家族の人数分を追加したい」「車に予備を置いておきたい」といった、2つ目・3つ目のセットとして向いています。
サブや買い足し用の1つに。
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防災の日に確認したい:中身チェックリストと見直しのコツ
すでにセットを持っている人も、防災の日は中身を見直す良いタイミングです。次の点だけでも確認しておきましょう。
- 非常食・保存水の賞味期限(切れていないか。5年保存でも「買ったのが何年前か」を思い出せないなら要確認)
- モバイルバッテリーの残量(半年〜1年放置で自然放電している。充電しておく)
- 携帯トイレの回数(家族の人数×最低3日分あるか)
- 季節もの(夏は冷却シート、冬はカイロ・防寒具を入れ替える)
- サイズが変わるもの(子どもの服・オムツ、常備薬)
年に1回、防災の日にまとめてやると決めてしまうと、うっかり忘れが減ります。
まとめ
有明の「そなエリア東京」が首都圏の災害対応拠点になっている、という話から始めましたが、国がそこまで備えている一方で、家庭の持ち出し袋は4割ほどしか用意されていないのが現状です。だからこそ、まずは玄関に1つ。完成品のセットなら、今日この記事を読んで注文すれば、数日で「とりあえずの備え」は形になります。
- 迷ったら:SHELTER プレミアム 1人用(防災セット)
- 2人でまとめたい:SHELTER プレミアム 2人用、またはコスパ重視でサバイバル 2人用 60点
- 重い荷物が不安:ものすごい防災セット 2人用(キャリー型)
- まず安く・買い足し:HIH ハザードバッグ 1人用(完全防水)
中身を自分で選びたくなったら防災グッズの選び方ガイド、家に置く備蓄は自宅避難の備蓄グッズ8選、情報収集の要になる防災ラジオもあわせてどうぞ。台風シーズンの停電・断水対策は台風対策グッズのおすすめ8選にまとめています。
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